「ここで着替えて?俺も着替えてくる」
『翔も着替えるの?』
「一応、正装しなきゃ・・・だって王子だもんな?」
では姫行って来ますといって、翔はどこかの絵本の中の王子さまみたいに手の甲にキスをして去っていった。
その後ろ姿に見とれていると、部屋の中からあたしを呼ぶ声が聞こえて慌てて部屋に入る。
控え室には、さっき翔から買ってもらったドレスやアクセサリーがすでに届いており
いつの間に運んだんだろうと疑問に思ってしまった。
『では、お着替えをお手伝いさせていただきますね』
『あ、お願いします』
リーダーっぽい人が声をかけると、あたしは人形のように着せられていった。


