「だって、泣いてたし?」 『ほら、優しい人じゃないですか』 あたしの言葉に 困ったように頭を掻く翔さん。 照れてるのかな? そうだったら、可愛い。 「なんか、調子狂う」 そういうと、残っていたビールをいっきに飲み干した。