しょうがないからあたしは翔に体を預けて 肩で息をする。 こんなに息があがったのなんてマラソン大会ぶりだよ。 「ゴメン、やりすぎた?」 怒ろうと思ったのに 声がでなくて、小さく頷くしかできなかった。 そんなあたしをそっと抱きあげて ソファに座らせてくれた。