「さあ、こっち・・・」 その人についていくように歩き始めたら 「花子!!」 と呼ぶ声がして、立ち止まった。 あたしの名前は李紗だけど その声の主は明らかあたしのほうに向かってきている。 「花子、どこ行ってたんだ。心配したぞ」 あたしを花子と呼ぶ男の人に腕をつかまれ いいものをくれると言った人から離された。