「あれー?どうしたの?」 声を掛けられた方向を見ると ちょっと怪しそうな男の人が立っていた。 「あれー?泣いてるの?・・・お兄さんがいいものあげるからついて来なよ♪」 『・・・いいもの?』 「そう、嫌なこと忘れられるよ?」 そのときのあたしの頭は 正常に働いていなくて 嫌なことを忘れられる・・・・その言葉にすごく惹かれた。