「今日さぁ〜、暇だったらでいいんだけど、ちょっと付き合ってくんね?」 「やだ。」 「ダメ。」 私の声と誰かの声が重なった。遥が、いつの間にか隣に座っていたのだ。 「何で遥が言うんだよ〜。俺は桐原に聞いてんの。」 「いや、久美も嫌って言ったし。んじゃねェ〜」 遥は、そう言うと私を屋上に連れ出した。 あっ。何でって?私が話がしたいって言ったから。