短編:クローバー




これから先へ進むことになる甲子園。

そこへの切符を手にした彼らの表情は今まで私が彼らに関わってきた中で見たこともないような輝かしい笑顔だった。



一方、相手校の選手達はみんなが涙を流していた。

その涙は私達野球部とはまた意味の違った涙だ。

その辛さ、悔しさは私達、そして彼らが経験した中のひとつだから一番相手校野球部の気持ちをわかってあげられるのではないだろうか。