短編:クローバー




視線を感じたのであろうか、雅希はバッと私のいる方に振り向いた。


私は去年もらったクローバーをしおりにしたものを雅希に向かって示した。

「雅希っ!頑張れー!!!!」


雅希は私が持ってるクローバーの代わりに野球ボールを持ってそのまま上にあげ、力強い笑顔で頷いた。

まるで"信じろ"というような表情で。