「…まだ泣くなって言ったじゃねーか」 そう言って私に薄ら笑いを向ける。 「あんたがあんなこと言うせいでしょ…っ」 そうか、 と言って満面の笑みを私に向けた雅希を見て顔が熱くなるのが分かった。 そして雅希は私の手のひらを指差して、 「これが約束の証拠だ。」 「約束の証拠…?」 「あぁ。クローバーの花言葉って知ってるか?」 「…わかんない」 私の言葉を聞くと、雅希は左手の小指を立ててこう言った。 「クローバーの花言葉は ─────…"約束"だ」