雅希はどこに行ったのだろう。 どうやら屋根の下にもいないらしい。 自分の仲間が涙を流しあってる時に。 これで先輩たちとも最後なのに。 そう思うと涙の勢いが増した。 探さなきゃ…! 私は止まらぬ涙を放置して客席を抜け、野球場を出ようとした。