海斗は優しいよ…
なんで海斗は
そんなにやさしいの…
あたしそんなに優しくなんか
ないよ…海斗みたいにさ…




―そして1年がたった


――プルルルル
電話が鳴った


『はい、美嘉です。海斗?』


『こちら〇〇〇病院と
いいますが…美嘉さんで
ございますか?』


私は嫌な予感がした…
まさかこんな事になるなんて…


『そうですが…』


『朝に海斗様が運ばれまして…
今入院しているんですが…』


『えっ、あっ、今行きます!!!』

あたしは電話を切り
病院へ走った
ひたすら走り続けた…