『好きだよ…海斗が好き』
海斗は足を止めた
『美嘉…サンキューな!!』
『えっ、サンキューって…』
『俺さ、またアメリカ行くんだ。次は親とか関係なく
自らアメリカに行きたいって
思ってる』
―じゃあ、また海斗な会えないのか…
『だから、さ、
待っててくんね…?
俺がさ帰ってくるまで…
帰ってきたら結婚しよう』
プロポーズ…
結婚…
海斗があたしと結婚…
『駄目か…』
『それって何年ぐらい
かかるの?』
『1年ぐらいかな…待てないよな…』
うん、1年なんか長すぎるよ
でも、あたしも
海斗と結婚したいから―

