君も諦められないの?
君は、本当は悩んでるはず。離婚しようか、しないかで…
迷ってるはずだよ。
僕的には、さっさと離婚してもらって僕と結婚ってのがいいけど。
宮沢さんなら、絶対に再婚なんてしないよね。

宮沢さんが何か呟いた。小さくて聞こえなかった。
すると、一筋の涙が頬を伝った。

…やっぱりね。
まだ心の中には、あいつがいるってこと。
でも、諦めないし。しばらく…いや、ずーっと好きでいよう。

大好きでいよう。

―君だけを―