先生×自分

とりあえず、こっちも何かしないとね。

天海さん…しか、まともな人がいない。

お父さんは役に立ちそうにないし、要はもともと……。


「攻めます?」


「真っ正面は危険ですよね…。裏からか、窓からか…」


…窓。

ちらりと、窓がある場所を見ると、大きい男でも入れそうな大きな窓があった。


「あそこから入りましょう」


まずは、二人の無事を確認したい。
窓からこっそり見てみると、二人はいなかった。


…連れていかれたか。

想定内のこと、今更何を考えてるんだか。


「じゃ、分かれて探しましょうか」


「え、南は誰と?」


要が、絶対俺だろという顔で見てきた。

いや、天海さんと進むから。

…でも、この二人…危ないかも?