先生×自分

しばらくして、荒山さんの家に着いた。


やはりこの家も大きい。


「中に入ろっか」


お父さんは笑顔で言った。

いやいや。
危ないかもしれませんよ?

爆弾とかあったら、どうするんですか。


「大丈夫、大丈夫。さぁ、息子達。まずは度胸試しというわけで、先に行ってみなさい」


あぁ、そういうこと。

なら、別に文句は言わないよ。


嫌がる二人を先へと行かせようと背中を押すお父さん。

最悪だ…この人。