先生×自分

「教師になって良かった!」


「普通は、ダメだけどね」


もし、平次が教師じゃなかったら…あの事件で出会っただけで終わってたよね。


運命?奇跡?


いいや。


何でもないんだ。だって、運命なんていくらでも変えられる。

奇跡だって、曖昧なものだと思う。


「ただ、今…言えることは好きだってこと」


微笑む平次の頬をつねりながら、自分も笑った。