先生×自分

「高城君に似てきたね」


「そう?」


「うん」


…似たくはない。


平次と手を繋ぎながら、テキトーに歩く。

この辺、知り合いはいないと思うから自由だね。


「南、何か隠してない?」


「隠す?」


…何か隠してたかな。
いや、特に何も隠してないような…


あ。

もしかして…?


「…この前、要と一緒に平次の写真に落書きしたことだよね…」


「何それ!」


「え…」


やっちゃった。
知らなかったんだっ。


「それについては、今度よーっく聞くから」


…結構です。

聞かないで。