先生×自分

「空」


空の隣に座って、話しかけてみた。

でも、まだボーッとしている。


「何考えてる?」


「…色々」


「まぁ、そりゃそうだよね」


前を向いて、さっきのことを思い出した。

家は壊されて、お屋敷も壊れたし…皆、ボロボロだし。


ため息をついて、俯いた。


「いっつも、パニクったりしないよな」


「…騒いでいても、解決策は見つからないから」


本当は、騒いでもいいはずなんだけど…頭が解決策を探す。

どうすればいいのか、何を言えば皆は納得するのか。


考えてしまう。