先生×自分

破壊された家の近くのベンチに座っている空と美依をヘリに乗せて、天海さんの家に向かった。


「うちって、騒がしいよね」


美依が隣にいる要に言った。

要は笑いながら、美依の頭を撫でた。


笑い事ではないんだけどね。


「それだけ、元気ってことだな」


それは、それで困るけど。
でも、全員無事だったから…まぁ、いいか。


「要兄、お土産ある?」


「ある、ある」


要はバッグをごそごそとして、空と美依にお土産を渡していた。

…そういえば、空…元気ないな。