「隆幸、お前は?」

「そーだな。まぁ、考えとく」

珍しく考えた隆幸さん。

これ以上、厄介な人を増やしたくないんで。


よ~く考えて…


「明日からなら…まぁ、大丈夫だろ。荷物も運ばなきゃな」


住むの?
住むんだー…最悪。

「明日から同じベッドにする?」

自分の耳元で小さく囁く隆幸さん。


厄介すぎる人。
この人とは、絶対に関わりたくなかったのにっ。


「いっそのこと………あれ?」


「何?」


いつも通りの道を歩いて、もうすぐ家だというのに…


「家が…ない?」


どういうこと…?