「……。」(見惚れ中)

「…。おい。」

声も少し低くて。

「聞いているのか。」

スタイルいいなぁ…。
顔も、めっちゃ小さいし。

「…。女。」

髪の毛サラサラ…。
触って見たーい。

「……。」

睨んでる…。けど
瞳が澄んでて綺麗…。

「いい加減に…。」

そう言えば何で私、
呼ばれたんだろ?

「あの…。何か、ご用
ですか…?」

いくら、イケメンでも
人に睨まれているのは
気持ちのいいもの
では無い。

「やっと気付いたか…。
聞こえて無いのかと思ったぞ。」


ヤレヤレとばかりに、
イケメンが苦笑いをする。

イケメンは、苦笑いも、
イケてるなぁ…。

って……。ハッ!!

今、何気に失礼な事を
言われた?

「だから!何か私に、
用ですか?」

ちょっぴりふて腐れ気味に聞く。