って、違ーうッッ!!

バシッ!!!

肩に触れられた手を
払った。

「…何だ。」

顔色一つ変えない。

「それは、こっちの台詞です!
何するんですか!」

「何って、言ってもいいのか?」

「い、言えない様な事をしようとしたんですかぁ!?」

(ううっ。また声が
裏返っちゃった。)

「フン。何、いやらしい想像をしてるんだ?」

「…………………(怒)」

ブチブチ、ブチンッ!!

「あっ頭に来たー!」

イケメンの足を
これでもかっっ!という程踏み付けて
猛ダッシュで逃げた。

逃げてる後ろで
イケメンが何か言ってた
けど
そんなの知らない。

どうせ、もう二度と
会う事も無いんだし。

あー、最悪の一日。
せっかくの春休みなのに…。


そう言えば、
凜ちゃんと待ち合わせしてたんだっけ…。
怒ってるだろうなぁ。
後でメールしとこう。