結局、裕太のプロポーズを受けることにして、結婚式の日取りも決めて式の準備も順調に始めた。 夏実は仕事を辞め、主婦業に専念することに決めた。 裕太の希望だった。 夏実は断る理由もないので承諾した。 『夏実、これから出てこれる?待ち合わせしたいんだけど』 『いいわ。まだ夕飯の支度もしてなかったし』 『じゃあ、すぐ来て欲しい』 『分かったわ。私も、話があるの』 夏実は急いで支度し、裕太の所に向かった。 『夏実!』 いつもの家の近くのレストランに入ると、裕太が向かえてくれた。