決勝戦は逆転負けをされた。 9回裏に、裕太の投球からサヨナラホームランを打たれた。 その前に、裕太は打者からの玉が指に当たっていた。 それでも、彼は続投したのだ。 それ以来、二人とも野球から離れてしまった。 夏実も受験が近くなり、マネージャーを卒業して勉強に励んだ。 そして3人で合う機会も無くなってしまった。 受験が終わり、見事夏実が合格することができた頃、裕太から呼び出された。 『裕、久しぶりね。合格おめでとう』 『夏実も』