遠い意識の中、声が聞こえてきた。 「君に娘を?!」 「はい。私が責任持って思い出させます」 「無理に思い出させない方が良いと先生も言っていただろう?」 「思い出さなければいけないんです…」 再び意識が遠くなっていった。 ―痛い…痛い… 薬が切れて、身体中が痛い。 息が苦しい… 『―嘘だろう…?』 『6年間騙していたというのか…?』 苦しい… 息が出来ない。 「大丈夫か?」