仁志の仕事は朝が早い。 運送会社に勤めていて、毎朝ラジオ体操をする習慣がある。 夏実にゆっくり寝ていて良いと言ってくれたが、夏実も毎朝一緒に起きてお弁当を作った。 仁志が仕事に行っている間、夏実は掃除や洗濯をしたり、車を出し病院に行き、リハビリをした。 帰りにスーパーに行き、夕飯の買い物をする。 最初、仁志が一緒に助手席に乗ってもらい、幸い運転することが出来た。 おかげで移動は楽だった。