カイの隣にいたミナミさんは、 「まさに青春ね」 というセリフを残して、人込みの中に消えていった。 カイは、私の耳元でささやいた。 「おかえり」 私はつま先立ちをして、カイの唇に軽く触れる。 私は顔を赤くすると、カイの背中をたたいて言った。 「ご褒美だよ」 カイは目を丸くすると言った。 「はっ!? 一瞬じゃなにがなんだか…。5年まったんだぜ…。俺の5年返せよ…」 私はおかしくて、クスクス笑った。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆