「…どうしよ」 柚に遼のところに行くって言ったのはいいけど… 遼は祐介君と光輝君と話してて声を掛けにくい。 拓磨がいたら拓磨を呼んで遼を呼んでもらうんだけど… こんなときに限って拓磨がいない 「あ、ねぇ…」 「ん?」 「遼、呼んでくれない?」 「いーよ。」 ちょうど教室に入ろうとしてる男の子がいたから遼を呼んでもらった。 男の子が遼を呼んでくれてる間 私は廊下の窓から外の風景を見ていた。 .