先輩★内緒の片思い

私の肩にふわっと白いシャツが掛けられた。



「俺の連れに何か用か?」


背後から聞こえた低い声。


振り返らずともわかった。


岸谷先輩!



金髪男より、頭一つ分くらい背の高い岸谷先輩が突如現れ、男はギョッとしたようだった。


「んだよ、男いんのかよ……」


ブツブツいいながら男は立ち去った。



はぁぁ、よかったぁ。


岸谷先輩が助けてくれた。


嬉しい……


ほっとして強張った頬をゆるめ、私は岸谷先輩を見上げた。



「岸谷せん……」