先輩★内緒の片思い

◇◇◇・・……



浜辺は人でいっぱいで、海の家に行くのにも、たくさんのパラソルをよけなきゃいけなかった。


私はよその人のシートや荷物を踏まないように、下を見て注意深く歩いていた。


すると突然、目の前に日に焼けた胸板が現れ、慌てて立ち止まった。


「あ、すみません」


軽く頭を下げて避けようとしたら、相手も同じ方向に動き、声をかけてきた。


「ね、彼女、どこからきたの?」



えっ、ナンパ?



顔を上げると、金髪で全身真っ黒に日焼けしたおにーさん。


無視してれば諦めてくれるかな。


だけど、その男は私の行く手をあくまでも邪魔する気らしかった。


私がどちらに避けようと、男はヘラヘラと笑いながら前に立ちはだかってきた。