先輩★内緒の片思い

みんなのところへ行くと、武内と南君が「ちょっと待ってろ」と言い残して消え、海の家から大きなシャチの乗り物を借りてきた。


「うわあ、おっきいー!」


小柄な真菜香が乗ると、シャチはますます大きく見える。


みんなで順番に乗ったり、わざと引きずり落としたり。


大笑いしながら遊んだ。




遊び疲れて真菜香と一緒にシートに戻ると、葉子さんはパラソルの下でくつろぎ、岸谷先輩は相変わらずパラソルの外で寝ていた。


私たちが座ると、入れ替わりに「ちょっと行ってくるね」と葉子さんは立ち上がり、海へ向かった。



「あー、のどかわいた~」


真菜香がペットボトルからゴクゴクとお茶を飲むのを見ていたら、私も喉が渇いてきた。


しかし、ミネラルウォーターはさっき飲み干してしまっていた。



「ちょっと海の家に行って、飲み物買って来るね」


私が財布を持って立ち上がると、真菜香は「いってらっしゃい」と手を振って見送ってくれた。