先輩★内緒の片思い



「はい、お土産。
参考になるかわかんないけど、兄貴のを借りてきた」


私の部屋に入ると、真菜香は、岸谷先輩宛の中学の同窓会通知はがきを見せてくれた。


「正式な招待状なんて書いたことないけど、これをお手本にしたらいいんじゃないかと思って」


「わあー、サンキュー。
さすが真菜香、手回しがいい!
助かるよぉ」



私はPCを立ち上げ、ワープロソフトを起動した。


とりあえず、その同窓会通知の学校名などだけ変えて、そっくり真似して入力してみた。


「ねえ、ここに書いてある『新緑の候』っていうのは、春の挨拶だよね。
これは、招待状送る季節に合わせて変えないとダメでしょ?
発送、いつぐらいになるかな?」


私が聞くと、真菜香はうーんと考えてくれた。