先輩★内緒の片思い

しかし、いつまでもそこでボーっとしているわけにもいかず、私はもらったプレゼントや花束を持って校舎を出た。


チャンスをあげてって言われてもなあ。


じゃあ、今度岸谷先輩が部活に来てくれたときは避けないようにしてみようかな……




10月半ば過ぎともなるともう日が暮れるのも早い。


6時過ぎにはもう外は暗くなっていた。


急いで帰ろうと、早足で正門を出ようとしたとき、

肩をたたかれた。


「きゃっ!」


「ああ、ごめん、脅かすつもりじゃなかったんだが。
家まで送る」


「岸谷先輩!」




私はすぐ後ろに立った先輩を仰ぎ見た。


まさかこんなに早く再会すると思ってなかった。


真菜香、先輩が私を待ってること、知ってたのかも。