先輩★内緒の片思い

《やっぱり知らなかったか》


「う、うん……」


私は戸惑いながらも頷いた。


すると真菜香は急に怒り出した。


《ほんっとに、肝心なとこ抜けてるんだから!
まったく世話が焼けるよ。
あー、ごめん、今のこっちの話だから。
えーとなんだっけ、あ、そうそう、葉子さんとは花火大会のすぐ後くらいに別れて、兄貴今はフリーなんだ》


何がこっちの話なのかは理解できなかったけど、最後の言葉に私は反応した。


花火大会のすぐ後!


そんな前に別れてたんだ。


もう2ヵ月以上も前だ。




「そう、なんだ……
あの、でも真菜香?
なんでそれを私に?」


やっぱりそこが気になる。