先輩★内緒の片思い

私は涙が止まらなかった。


みんなが私を笑顔で見守ってくれていた。


温かいまなざしと拍手が嬉しくて、感激して、涙は次から次へとあふれた。


マイクを持ったまま、しばらくは嗚咽を止めようと努力するので精一杯だった。


真菜香が背中を支えてくれ、ハンカチを貸してくれた。


なんとか、涙をこらえて私はマイクを構えた。




「皆さん、今日は本当にありがとうございました。
こんなサプライズがあるなんて、まったく予想していなくて……
今日はバレー部創部50周年記念のために集まって頂いたのに、こんな私個人のために、すみません。
でも、すごく嬉しいです。
今までで最高の誕生日になりました。
本当にありがとうございました!」




私は深く深く頭を下げた。