先輩★内緒の片思い

「武内、サンキュ。
すっごい嬉しい!」


武内相手になんて、ちょっと悔しかったけど、欲しかったものを覚えてくれていたのが本当に嬉しくて、涙があふれてきた。


「だろ?
まあ、俺だけからじゃないけどな。
ここにいる全員からだ」


武内がそう言って会場全体を両手を広げて指し示すと、また大きな拍手が起きた。




「ほら、優希、スピーチ!」


真菜香にマイクを渡された。


「え、スピーチって……」




たしかに3分間スピーチを考えてきていた。


でも、違うじゃん、真菜香。


こんなシチュエーション、想定してなかったよ……