先輩★内緒の片思い

「優希、お願い!
武内の言うとおりだよ。
部員勧誘のいいチャンスになるって。
それに、技術面から言っても、武内と真菜香じゃなきゃ舞台からボール落とさないで対人続けられる部員なんて、他にいないよ!」


真菜香はその大きな目をウルウルさせて見つめてくる。



おーい、真菜香ぁ~。


そんな目で見つめないでよ。


すっごく可愛いんですけど。


こんな目で頼まれたら、男じゃなくても断れないでしょ。


いつも私の方がいろいろ迷惑かけてる負い目もあるしなぁ……



私はしぶしぶ頷いた。


「……わかったよ。
でも、私、ダンスなんてやったことないから、振り付けも音楽も何もアイデア出せないよ。
そういうのは武内が考えてくれる?」


「おう、任せとけ!」


武内は上機嫌で請合ってくれ、真菜香も両手をたたいて喜んだ。



うー、本当に大丈夫かなあ……


その時チャイムが鳴り、真菜香は笑顔で自分の教室に戻っていった。