先輩★内緒の片思い

私はあの時の先輩達の動きと音を思い出し、頷いた。


「たしかにそういうところあるかもね」


「だからさ、音楽かけて、ダンスするみたいに対人やったら面白いんじゃないかなって」


「あー、それいいっ!」


それまで黙って聞いていた真菜香が、急に目を輝かせた。



しかし、私はふと疑問がわいた。


「でもさ、先輩達に舞台に出てもらうわけにいかないでしょ?
誰がやるの?」


すると、武内はにわかに胸を張り、自分と私とを指差した。


「俺とおまえに決まってんじゃん」


「えええっ?
なんであんたと私に決まってんのよ!」


冗談でしょ?


しかし、武内は平然と言い放った。


「キャプテンだろうが」


「はあ?だからって!」


無理無理無理っ!


大勢が見ている舞台に立つなんて、恥ずかしくて私には絶対無理!