「岸谷先輩」
私は姿勢を正して岸谷先輩に向き直った。
「バタバタしていてすっかりお礼が遅くなりましたけど、今日は本当にありがとうございました。
出て下さって、助かりました。
おかげで、舞台に穴を開けずに済みました」
私が深く頭を下げると、南君も同じように頭を下げた。
「ああ、別にそれは構わない」
岸谷先輩は何でもないことのように言った。
「俺もずっと練習見てきたし、河野が頑張ってきたの知ってるからさ。
せっかく練習してきたのに、やらないのももったいないし。
武内の代わりになれたかどうかはわからないけど、大きな失敗がなくてよかったよ」
うわあ、どうしよう、めちゃくちゃ嬉しい!
『河野が頑張ってきたの知ってるから』だなんて……
あの時、岸谷先輩が『俺がやるよ』って入ってきた時、本当にびっくりして、本当に嬉しかった。
立花先生に責められて、どうしようって困ってたところを助けてくれて。
もう、岸谷先輩、かっこよすぎだよ……
私は姿勢を正して岸谷先輩に向き直った。
「バタバタしていてすっかりお礼が遅くなりましたけど、今日は本当にありがとうございました。
出て下さって、助かりました。
おかげで、舞台に穴を開けずに済みました」
私が深く頭を下げると、南君も同じように頭を下げた。
「ああ、別にそれは構わない」
岸谷先輩は何でもないことのように言った。
「俺もずっと練習見てきたし、河野が頑張ってきたの知ってるからさ。
せっかく練習してきたのに、やらないのももったいないし。
武内の代わりになれたかどうかはわからないけど、大きな失敗がなくてよかったよ」
うわあ、どうしよう、めちゃくちゃ嬉しい!
『河野が頑張ってきたの知ってるから』だなんて……
あの時、岸谷先輩が『俺がやるよ』って入ってきた時、本当にびっくりして、本当に嬉しかった。
立花先生に責められて、どうしようって困ってたところを助けてくれて。
もう、岸谷先輩、かっこよすぎだよ……


