先輩★内緒の片思い

私たちはまだ委員の仕事が残っている真菜香に声をかけて舞台袖を出、体育館の出口に向かった。


外に出ると、風が涼しく感じられた。




はあーっ


終わったぁ……


私は風を受けて深呼吸した。




と、前を歩いていた岸谷先輩と南君が、突然5,6人の女子に囲まれた。


「あの、先輩、クラスとお名前教えてください!」


1年の女子のようだった。




ドリンクを飲みながら歩いていた岸谷先輩はもういつものクールな表情に戻っていた。


そして、「なんとかしろ」とでも言うように隣の南君を見た。