先輩★内緒の片思い

私が笑顔で見上げると、岸谷先輩も汗びっしょりの額をぬぐい、笑顔を返してくれた。


先輩が右手を上げて歩み寄って来た。


私は立ち上がってパチンと先輩と手を合わせた。


先輩は私の頭にポンと手を載せた。


「河野、やったな」


「はい!」




うわっ、どさくさにまぎれて、私、先輩とすごくたくさんスキンシップしてない?


頭ポンって、なんかすっごく嬉しい。


それに、先輩の笑顔!


頑張ってよかった!!




そしてそのまま先輩は私の肩を抱くようにして舞台袖に向かった。