先輩★内緒の片思い

不安もあったけどワクワクする気持ちも芽生えてきて、私は大急ぎで着替え、部室に走った。


部室では、すでに岸谷先輩は着替え終わり、カンペを見ていた。


隣では、南君がソワソワと落ち着きなく先輩を見守っている。


私と夏美が部室に入っていくと、先輩はカンペから目を上げた。




「来たか。
じゃあ、和田、南の横に立って俺にこれを見せてくれ」


岸谷先輩がカンペを夏美に渡した。


そして、岸谷先輩は私を見た。


「河野、俺がミスったらうまくフォローしろよ」




うわっ、責任重大!


でも私の心の中はもう、岸谷先輩と対人ができる喜びの方が勝っていた。




「はい!」


私は笑顔で返事した。