先輩★内緒の片思い

「ダメだねー」


「うまくいかねえなぁ。
まだ序盤だってのに、もうこれかよ、参ったな」


私と武内はお互いに苦笑した顔を見合わせた。




すると、今度は岸谷先輩が声をかけてきた。


「ボールじゃなくて、人間が入れ替われば?」




人間が?


武内の顔を見てみたけど武内もわかってない様子。


すると岸谷先輩は南君からボールを受け取り、武内の隣に立った。


そこで直上を3回すると、4回目を高めに真上に上げ、すっと移動して私の横に立った。




ドキンッ!




急に肩が触れそうな位置に岸谷先輩に立たれ、私はとっさに体を引いた。


やだっ、私、何意識してんの!?


先輩は教えてくれてるだけなのに、意識しすぎ!


心の中で自分に突っ込みを入れたけど、そんな私に構わず、岸谷先輩は説明してくれた。