先輩★内緒の片思い

急いで着替えて真菜香と一緒に職員室に入っていくと、先にあがっていた男バレの二人はすでに来ていた。


挨拶をして野田っちの席に近づいていくと、空いているイスを持ってきて近くに座るように言われた。



「さて、と」


好々爺っていう言葉がピッタリな野田っち。


いつも笑っているように見えるタレ目をさらに細めて、野田っちは私たちの顔をぐるりと見回した。


「まあまあ、そう緊張するな。
OB・OG会の話だ。
毎年、秋にOB・OG会をやっているのは知ってるな」


「「「はい」」」



なーんだ、OB・OG会のことか。


何を言われるかと構えていた気持ちがほぐれ、去年のことを思い出した。


たしか体育館で現役対OB・OGチームで何試合かして、そのあと視聴覚室に移動してジュース飲んだり、OB・OGの話を聞いたり。


1年は出し物をしろって言われて、女バレは皆で歌を歌って、男バレは人気グループの真似してダンスを披露してたっけ。