「いいえ、違います!
つきあってません」
それはきちんと否定しておかないと。
「ふうん」
「私と武内は去年も今年も同じクラスで、同じバレー部のキャプテンっていうのでわりと仲はいいですけど、それだけですから」
私は『それだけ』を強調した。
「そうか」
「はい!」
って、私、むきになりすぎたかな。
「じゃあ、あれか。
真菜香が南ねらいってことか」
うっ。
それは……
私は肯定も否定もできず黙った。
でも、黙っていたら肯定したのと同じだよね。
何か言わないと。
つきあってません」
それはきちんと否定しておかないと。
「ふうん」
「私と武内は去年も今年も同じクラスで、同じバレー部のキャプテンっていうのでわりと仲はいいですけど、それだけですから」
私は『それだけ』を強調した。
「そうか」
「はい!」
って、私、むきになりすぎたかな。
「じゃあ、あれか。
真菜香が南ねらいってことか」
うっ。
それは……
私は肯定も否定もできず黙った。
でも、黙っていたら肯定したのと同じだよね。
何か言わないと。


