先輩★内緒の片思い

「もういい」


「はい」


ったく、調子狂う。


俺は、河野からタオルを奪った。




火曜日、練習に行かなくて正解だったな。


練習に向かうつもりで積んであった着替えやタオルが思わぬところで役に立った。




奪ったタオルで頭を拭くと、河野のシャンプーの匂いがした。


髪を拭き終えTシャツをかぶって、隣の河野に目をやる。


髪は乾いたが、まだ浴衣は濡れて体に貼り付いている。


視線を徐々に下げていく。


太もものラインなんか、もろまんまじゃねぇか。


…………


っとに、どうかしてるな、俺。




「ほら、もうちょっと体もよく拭いておけ」


俺はタオルを河野に渡し、車のエンジンを掛けた。