先輩★内緒の片思い

「……男か?」


《……うん。
背の高い、ちょっと髪の長めの。
同じ大学の人だって言ってた》


奴だ。


「わかった。
おまえは南と一緒にいるんだな?」


《うん》


「俺と河野は駐車場にいる。
これから駅に向かう」


《あー、今ね、駅前すごい人だから車つけられないと思う。
いいよ、私と南君はこのまま電車で帰るから、優希だけ送ってあげて》


「そうか……
わかった、気をつけて帰れよ」


《うん。
優希のこと、よろしくね。
あ、ちょっと優希にかわって》


俺はケータイを河野に差し出した。