先輩★内緒の片思い

◇◇◇・・……



「すっごい人だねえ!」


私と真菜香と南君は、駅のホームに降り立ち、ラッシュ時よりもすごい混雑に驚いた。


ホームから人があふれそうになってる。


まだ花火が始まる7時までには1時間以上もあるのにー!




約束どおり私と真菜香は浴衣で来ていた。


人の流れに押されつつ、はぐれないように3人で固まって歩いて、近くの川原の土手に出た。


すでに多くの人たちがシートを敷き、もう缶ビールで乾杯しているグループもいた。




私たちはしばらく歩き、空いている場所を見つけてシートを敷くことにした。


南君が草の上にシートを広げ、飛ばないように重しにする石を探しに行ってくれた。


と、南君の驚いた声が耳に飛び込んできた。



「岸谷先輩!」