先輩★内緒の片思い

すると、真菜香は私を見た。


「しょーがないなあ、じゃあ、優希やって」



はああ?



「真菜香、なに言ってんの!?
私だって、岸谷先輩に向かってスパイク打つなんてできっこないよ。
そんなのわかるでしょ?」



そんな畏れ多いこと、できるわけない!


マネの真菜香だって、それくらいはわかってるはず。


それなのに……



「いいじゃん、遊びだよ、遊び!
優希ならできるって!」


軽く言う真菜香をにらみ、私は岸谷先輩を味方につけようと、「やらないですよねぇ」と同意を求めた。



ところが。


私が女だからなのか、葉子さんにかっこいいところを見せたくなったのか、岸谷先輩はペットボトルを置いて立ち上がった。


「河野、行くぞ!」



エーッ?


うそでしょ?