「…だから…これから喧嘩はしねえって誓った、」


さっきはハイテンション
だったまさとは
暗い顔になっていた



「そりゃよかったな、」


だるそうに三村は
席を立った、


「待て、」


睨みを聞かせたまさと


それに逆らえる
三村ではなかった


「…これ、渡しておいてくれ」


渡された三村の
手の中には長細い箱が
入っていた。